セレナイアの手記
[セレナイアの手記] 記念すべき、私の歴史会のテーマはビスク港の塔に決まった。 次の会合に参加するまでに、何か発表できるようにしよう。 テーマは2つ決めたけど、まずは1つ。 港の塔から突き出た棒の正体を探ること。 私は手帳を開いて、前回書き写した…
[セレナイアの手記] 穏やかな波の音を聞きながら、潮風に優しく髪を撫でてもらう。 風が運んでくるのは海の匂い…だけではなく、食欲を掻き立てるいい香り。 歴史の研究会と運命的(?)な出会いを果たした東エリアからもほど近い ここビスク港は、私の一番の…
[セレナイアの手記] ビスク東エリアで不思議な募集を見つけた私は、街の外に出る城門に向かっている。 街の外には危険な野生動物や、盗賊がいて危険なのだけど 募集に書かれていた集合場所は城門なので、たぶん大丈夫だと思う。 ビスクの城門は、扉の高さだ…
[セレナイアの手記] 私はセレナイア。 ダイアロス島の、ビスクに暮らす魔法使い。 この手記には、やっぱりあの日のことを最初に書こう。 私はその日、友達に会うためにビスク東エリアに向かっていた。 賑やかな街の中心から離れると、周囲の風景もがらりと変…