[ウィッチブレードのひとりごと]
でもまあ「そういうことにしておい」て、エルアン文様がビスクの街中で見られる理由をあれこれ考えたてみた。 とりあえず私が思いついたのは三つ。
一つ目の仮説は- 「ビスク港の一部やラスレオ大聖堂は、エルアン人が造った」というもの。 今のビスクには大陸からやってきた人たちが住んでいるけど、その前はエルガディンの人たちが住んでいた。それは誰でも知っている。 それならビスクの町はエルガディンの人たちがおこした街なのだろうか? それともエルガディン人の前に住んでいた人たちがいたのだろうか? 私のとぼしい知識では、どちらなのか判断できないけど、エルガディン人の前にエルアン人が住んでいた可能性はあると思う。
二つ目の仮説は- 「後の人たちがエルアン遺跡の石材を使って建物を造った」というもの。 会長によれば、レクスールズ・ヒルズにはエルアン人の都があったそうだ。 今は空中に続く階段のみが残されているだけだけど、その都は空中神殿と呼ばれ、ヒルズを流れる川の真上に浮いていたらしい。 でも今は空中に何も無い。 空中神殿はどこに行ってしまったのか? 下の川に落ちたというのが一番簡単な答えだと思う。 でも川岸には空中神殿のものらしきガレキはほとんど落ちていない。 ということは、誰かがそのガレキを持ち去ったに違いない。 その誰かが、今のビスクを造った人たちである可能性はあると思う。
三つ目の仮説は- 「エルアン文明が好きだったので真似した」というもの。 「模倣はなんとかの忠実ななんとか」という言葉を聞いたことがある。 正確な言葉は忘れてしまったけど、簡単に言えば「人は好きなものの真似をしたがる」という意味だったと思う。 だからビスク港の一部やラスレオ大聖堂を造った人がエルアン文明が好きだったので真似して造った可能性はあると思う。
こんな感じかな。 このところいろんなことを考えすぎて、頭がボーっとしている気がする。