本サイトはMMO「Master of Epic」の非公式ファンサイトです。
サイト内の内容はプレイヤーが独自に想像、考察した内容を含み、「Master of Epic」公式のものではありません。
また、本サイトに記載されるスクリーンショットなどの画像や
ダイアロスの世界観・固有名詞などについて以下の著作権上の注意をご確認ください。

(C)MOE K.K. (C)Konami Digital Entertainment 株式会社MOE及び
株式会社コナミデジタルエンタテインメントの著作権を侵害する行為は禁止されています。

エルアン文明研究会

毎週火曜日・土曜日 23:00~ Pearlサーバー レクスール城門南の小部屋 で開催中
誰でもお気軽にお越しください!

会長との出会い その2

[ウィッチブレードのひとりごと]

一般に、後衛は前衛に比べて防御力が低い。 だから後衛は(役立たずの私も含め)、たくさんの敵に囲まれて戦いたくないものだ。 もちろん完全に安全な場所はありえないけど。 できるだけ敵に囲まれない場所に位置取って、そこから遠距離攻撃をするなり、回復魔法をかけるなりするのが、パーティとしては安定した戦い方だろう。 だから黒アリ女王も、取り巻きのアリたちがあまり沸かない端のほうに誘導して戦ったほうが安全な戦い方ができる。

でも、この盾役さんはあまりそういうことを考えない人だった。 広場の中央で正々堂々と女王に戦いをいどんだ。 その周囲に取り巻きアリが沸き、盾役さんに襲いかかる。 盾役さんは華麗にその攻撃をさばいていく。

しかし、私を含む後衛の4人はそういうわけにはいかなかった。 最初のうちは何とか対応していたものの、取り巻きの数が増えると次第に対応できなくなった。 ヒーラーさんの回復魔法も追いつかなくなり、一人また一人と倒れていく。 もちろん私は真っ先に横になっていた。

地面に横になった私は、女王の相手をしている盾役さんを見ながら- この人本当に強いなー でも、もう少し戦う場所を考えてくれてもいいのになー 私は役立たずで弱いけど、弱いからこそ無い知恵を絞っていろいろ考える。 弱くても敵を倒すにはどうすればいいか。 どんな方法があるか考える。 この人は強いから、そういうことをあまり考えないのかもしれない。 -そんなことを、ボーっと考えていた。

つづく