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エルアン文明研究会

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港の塔から突き出た棒

[セレナイアの手記]

記念すべき、私の歴史会のテーマはビスク港の塔に決まった。 次の会合に参加するまでに、何か発表できるようにしよう。

テーマは2つ決めたけど、まずは1つ。 港の塔から突き出た棒の正体を探ること。

私は手帳を開いて、前回書き写した棒の詳しい外観をおさらいすることにした。

塔の外周を支える木の柱から、長さ5mくらいの太い棒が突き出している。 柱は少し上向きに出ていて、先端から金属の重りのようなものが鎖でぶらさがっている。 重りは四角錐の形をしていて、平らな面が上向きだ。

長い棒の少し下にも、短い棒が突き出ているけど これは木組みの梁があまってるだけみたい。 やっぱり長い棒が気になるよね。

船に荷物を積み下ろしするためのクレーンかな? ううん、棒は柱にしっかり挟み込まれて動きそうにないし 重りをぶら下げた鎖にも滑車はついていない。

重りの上にランプや松明を乗せる? 風が吹いて油や薪が船に落ちたら大変だ。

実は塔全体がぐるぐる回る空中ブランコ! …なわけないよね。

考えに行き詰った私は、他に同じようなものがないのか探すことに。

ビスクにある塔といえば、中央エリアにある古代モラ族の遺跡「アルター」に ラスレオ大聖堂の尖塔でしょ、それからイプス渓谷にあるイルミナ様の居城かな。

港から近いという理由で、中央エリアに来た私。 私はここを拠点とする魔法ギルド「アルケィナ」に所属して、魔法を勉強している。 いつも通っている場所なので、どこに何があるかは十分知っているつもりだったけど こうやって改めていろんなところに注意して歩くと、また違う発見がある。

建物によって壁の色が全然違うとか、思った以上に起伏の激しい場所だってこととか。 …体力のない魔法使いは歩き回るのも大変だよ。

へとへとになるまで歩き回ったけど、アルターはどう作ったのかも想像できない異質な形をしているし ラスレオ大聖堂の外壁は白い石に覆われていて、木の棒が突き出ているなんてことはない。

あれ、そういえばビスクは8年前に原住民の国エルガディンを攻め落として その王都の上に建設された都市だよね。 街を取り囲む外壁や、イルミナ様の居城も エルガディン時代に建てられたものをそのまま使っているはずだよね。

と、いうことは。 もっと昔に建てられたアルターや ビスクの国教であるラル・ファク教の意匠で建てられた聖堂が 港の塔と同じ作りをしているわけがないんじゃない?

むむむ…今日の調査はまるきり無駄だったのか、ショック! きっと同じ時代に建てられたはずのお城の調査はまたにしよう。 筋肉痛の予感がするし、今日はもうあそこでバナナ・ミルクを売っている露店までしか歩けない。 回復魔法も真面目に勉強しておけばよかったかなぁ。