本サイトはMMO「Master of Epic」の非公式ファンサイトです。
サイト内の内容はプレイヤーが独自に想像、考察した内容を含み、「Master of Epic」公式のものではありません。
また、本サイトに記載されるスクリーンショットなどの画像や
ダイアロスの世界観・固有名詞などについて以下の著作権上の注意をご確認ください。

(C)MOE K.K. (C)Konami Digital Entertainment 株式会社MOE及び
株式会社コナミデジタルエンタテインメントの著作権を侵害する行為は禁止されています。

エルアン文明研究会

毎週火曜日・土曜日 23:00~ Pearlサーバー レクスール城門南の小部屋 で開催中
誰でもお気軽にお越しください!

地下水路にて 04

[ウィッチブレードのひとりごと]

何体ぐらい倒しただろうか? 途中までは数えていたけど、もう分からなくなってしまった。 私は倒したばかりのロックゴーレムの死体をさぐり、硫酸塩を剥ぎ取った。 ついでに背中からバッグを下ろし、中を確認する。 ざっと見た感じ、もう頼まれた数はありそうだった。 もう十分な数が集まったかな? それとも不安だからもう少しだけがんばろうか? 本当はちゃんと数えたほうがいいのかもしれないけど、ここで荷物を広げる気にはなれなかった。 どこか安全な場所に移動しようかな。 そう思って辺りを見回すと、巨大な水路から枝分かれした脇道の奥に何か白いものが見えたような気がした。 目をこらしてよく見ると、確かに何か白いものが動いている。 灰色の壁と灰色のゴーレム。 灰色一色の世界にそれはひどく目立って見えた。

何だろう? 私はバッグを背負うと、その白いものに近づいていった。 分かれ道に隠れているゴーレムに注意しながら近づいていくと、白いものの輪郭がはっきり見えてきた。 タルタロッサだ。 優秀なレンジャーは目が良い。 大きなくちばしに白い体。 間違いなくタルタロッサだった。 そういえば、地下水路にタルタロッサがいるという話は、前に聞いたことがある。 研究会でも話題になったことがあったはずだ。 私はそのことを思い出していた。

それと同時に、私は少し緊張した。 個体によって強さは違うけど、タルタロッサは比較的強いモンスターだからだ。 タルタロッサがイクシオンを餌にしていることを考えても、そのことは分かるだろう。 どうしよう? このままここで依頼品集めを続けるのは危ないかもしれない。 場所をかえてアイテム集めを続けようか? それとも、いったん街まで引き返して、時間をあけて出直すのがいいだろうか? どっちにしても、今いくつ集まってるのか正確な数を知りたいな。

タルタロッサを見ながらそんなことを考えていると、私はとんでもないことに気がついた。 このタルタロッサには手があるのだ。