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エルアン文明研究会

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Page056 信じる神:『邪教徒』

[カザヒシのメモ帳]

ビスクでラル・ファク教徒について調べてみたところ、あまり良い印象は受けなかったが、 エルガディンで竜の信仰について調べた時は、比較的良い印象を受けた。 というのが、私の正直な感想だった。

謀略が垣間見え、大衆を動かすために使われているであろうラル・ファク教と比べれば、 竜と共存していくための教えを説くエルガディンの信仰の方が良い教えだと思う。 エルガディンは現状すぐにビスクへ攻め込もうと考える急進派と、 しばらくは国力を養うことに専念すべきと考える現国王派で割れている。 そんな風に人々が対立していても、どちらも竜を大切にしているという点は変わらない。 反乱軍も正規軍も、どちらも竜に跨り、空を翔けているのだ。 そういうことができるということは、やはりそれだけ竜を大切にしてきたということだろうし、 その点に関して言えばこれからも竜との共存は大切にして欲しいと思う。 竜の為にも内乱なんてしないでくれればもっと良いとは思うけど……うまくいかないものだ。

次はやはり、『邪教徒』と呼ばれるマブ教徒達の本拠地、ムトゥーム地下墓地。 ラル・ファク教に良い印象が無いとはいえ、素晴らしい教えもあるだろう。 ただ、こちらは流石に邪教と呼ばれるだけのことはあり、マトモな教えがあるのかどうかすらも怪しい。 マブ教徒について聞く話といえば、気味が悪いだの怪しい儀式の為の生贄を捧げているだの、 はっきり言ってしまえばロクな話を聞いてない。

実際、ムトゥーム地下墓地に行ったことは何度もある。 腕っ節に自信がない私は牙の技で身を守ったり、身の安全を確保するために死の魔法を使ったりする。 そのため、もっともその技術に長けているマブ教徒のネクロマンサー達から教わったことがあるのだ。 それほどの接点があったわけではないが、控えめに言っても彼らの言動はおかしい。 買い物ひとつするだけで、血だの呪うだの死人がどうのという言葉が飛び出してくるのだから、 印象に残らないはずもない。彼らが普通とは違うことは、少し話せば分かってしまうのだ。 だから彼らが他の町で変人やら邪教徒やら言われているのを聞いても、納得せざるを得なかった。

しかし、そういう人達とあまり積極的に関わりたいとは思えなかった為、 私は彼らとちゃんと話をしたことがなかったようにも思える。 彼らにも、彼らなりの事情があるのは当然だろう。 なぜ彼らはそんな邪教を崇拝するようになったのか? 彼らの多くは、一体何を求め、何を目指してあの場所にいるのか? そもそも彼らはどこから来た、どこの人達なのだろうか?

思い返してみれば、私は彼らのことをあまりにも知らない。 ただよく知りもしないのに、怯えたり怖がったりしていても、何も始まらない。 一度ゆっくり話を聞いてみよう。