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エルアン文明研究会

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Page069 信じる神:山麓の村

[カザヒシのメモ帳]

ランダル洞窟では、他にない独特の空気を感じた。 邪教に手を染めた訳ではなく神を捨てた人々が、他の場所にはいなかったからだろうか。 穏やかで居心地は良かったが、そろそろ次へ向かわせてもらうことにする。 せっかくなので、今度は走って行こう。 エルビン渓谷にあるオーガの村まで、それなりの距離はあるが、長距離をのんびり走るのも悪くない。

ランダル洞窟から走りだし、アルビーズの森を抜けて、ガルム回廊へ。 さらにガルム回廊を下り、イプス峡谷へ入り、イルミナ城を横目に横断。 ミーリム海岸にある、キャッスル・オブ・トラッドフォードのあたりを越えて、 やっとエルビン渓谷へと入った。ミーリム海岸側の近くにあるテントで一休みさせてもらっている。

テントにいたビスクの男性は、このテントはエルガディン人が作ったものだと教えてくれた。 戦争に負け、ネオク山に移動したエルガディン人達が放棄したため、勝手に修繕して使っているという。 先にある山麓の村や、スルト鉱山の話も聞けたが、一休み出来たので、早速村まで向かう事にする。

大柄な体に分厚い鎧、巨大な剣と盾で武装したオーガのガードが、村の出入り口を守っている。 その光景はとても威圧的で少し委縮してしまったが、声をかけると温かく歓迎の意を示してくれた。 分厚い鎧で初めは気付かなかったのだが、村の東側を守っているそのガードの片方は女性だった。

大きな川を挟んで柵で覆われたその一帯が、山麓の村と呼ばれるオーガ達の暮らす小さな集落。 村を一通り見て回ってみると、イルヴァーナにあるドワーフの集落で見たような、木造の建物。 村の中にも木や草が生えており、タルや木材も転がっている。

建物以外では、露天商の為の雨避け以外では屋根がなく、食べ物を扱っている店の前に、 そのままテーブルとイスが置かれているほどだ。改めて見ると、なんとも開放的な場所だ。 中央付近からは川のせせらぎが聞こえてくるし、村の南西でゆっくりと風車が回っている。 川から西側は畑と牛舎で、飼い牛がのんびりと草を食べている。 建物以外に屋根がなく、大きな壁もないおかげで、エルビン渓谷一帯を見渡すことも出来る。

村の中にいるのは半分ほどがオーガだろうか。 オーガではない村人が少しと、残りは全て行商人のようだ。 リュックを背負って、それぞれが独特の商品を販売しており、思わず目を引かれてしまう。

オーガ達にあまり宗教的なイメージはないが、とりあえず話を聞いてみるつもりだ。 行商人達も、それぞれ出身が違ったりするのだろうか? とはいえ、ひたすら走ってきた疲れもあるので、一休みさせてもらってからにしよう。 ランダル洞窟とはまた違った趣だが、ここでも穏やかに体を休めることができるだろう。