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エルアン文明研究会

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2020/08/01定例会 盗賊~その血の宿命~(仮)

文責:きみえ12号(ちょいすけ)

 

今回のお話しは、其処等辺の盗賊のボスが女性ばかりな事が何故か?を追求していた事が発端です。
ですが、情報を辿っていくうちに随分と遠くまで行った所で原因を示唆するモノを発見しました。
しかも時間も場所も様々です。
なので暫くは全然関係無いように思えることの羅列です。
個々の情報は、「まあそんな可能性もあるわな」くらいの確度で
ある一面からの偏った見方でしかないですが、
全てが補強し合うような話しなのである種の視点を得る程度の刺激にはなるでしょう。

ではでは


盗賊~その血の宿命~(仮)

ダイアロスは盗賊が跋扈する世紀末です。
盗賊といえばファンタジー作品では、まさにmobの中のmob、
其処等辺の雑魚、世界観を記述する背景達ですが
ダイアロスで賊行為を働く者は彼等の様な者達だけかと言えばそうではありません。

ビスク地下水路にアジトを構える統制された、盗賊ギルド。
貴族相手に盗みを仕掛ける、ファントム。
ダイアロスでも随一の戦力を持つ、サベージ。
warageで磨き上げられた構成を駆使する、山賊。
今回の主役はそういった濃いメンツではありません。
ロッソ、シーウルフ、ラトロ、サイクス、及び見習達。
どちらかと言えば雑魚な彼等です。

この盗賊群には二つの共通点があります。

・女性の頭目を持つ事。
・ニクスコインを持つ事。

この共通点で結ばれる盗賊の中でも、ロッソ、シーウルフはさらに

・血をドロップする事。

という事が共通します。
実はこの血というアイテムは重大な情報を含んでいて
まずはこの血にまつわる事を明かしていきます。


~「血」~

infoからは料理に使う事くらいしか判りません。
マブ教が儀式で捧げたり食したりするレッドスープになります。

しかしこの血を10個、何らかの生産手段でコンバインすると「純血」になります。
この純血の用途は割と知られていて、原初の卵に与えて孵す事です。
原初の化身は人の血で孵る、、、人の血は原初の化身の力になるのです。
では血に混じってる原初の化身に作用してるモノは何なのか?
それはエルアン文明時代に解き明かされていました。

ラスレオ書庫の文書にはエルアン人は、僅かな原初の力を最小限に用い世界を安定させ、
また彼等自身を発展させたとあります。
エルアン文明が火竜神殿や原初の化身の制御に用いたアイテムが一つ判明しています。
エルアン人の血に似た物「エルアンの血潮」です。
材料はトレントスティック、海水、カッパーインゴットと、ありふれた素材ばかりです。
最小限の物で原初の力を制御していたのは確かなのでしょう。

エルアンの血潮の使用方法ですが、原初の卵に与えて孵す事です。
原初の化身はエルアンの血潮で孵る、、、人の血と使用法は同じです。
人の血に混じる原初の力に作用するもの、
それは自然にあるものでも作れることを解明していたのです

さてエルアン人はpre人類の祖先だそうです。
ではエルアン人の血の力も原初の化身に作用していた事でしょうが、
エルアン人の血の力とはどれ程のものであったのか?

その一端は、過去イベントでわかります。


- RETURNER OF INFERNO -

古いエルアンの人、ザハークは創世をやり直すため世界を焼き尽くす力を求めて
竜神殿を操作し、失敗して死亡しました。しかしpreに甦った時には、
原初の化身たる火竜にヒスティアと共に融合して操作する事に成功しています。

3身合体!

エルアン人の巫女の力は、魂だけでも具現化した原初の化身の操作さえ可能にするということです。
あるいはその血統がキーなのかも知れませんが、では肉体を持っていた頃の力たるや、。、
エルアン人達が、自らの血を原初の力の制御には使用しなったのも頷けます。
原初の民とやらの失敗を見ていたからでしょう。
大きすぎる力は身を亡ぼす。

しかし強力な原初の力を操るには血の力が必要なのです。エルアンに連なる巫女の血統が。
もしこれを知るエルアン人が崩壊の時を生き残れば、
再び儀式を行うためにその血統を保存、または再現しようとする人達が居てもおかしくは無いはずです。
世界を再生させる灯りとするか、世界を焼く炎とするかは分かりませんが。

ヒステイアはpreの人にこう言いました。
「さようなら、我らが子孫よ」
きっと生き残りはいたのです。

とはいえpreはエルアン時代から一万年後。
幾度もの戦乱を経て様々な事が忘れられ、また新たに発見されたでしょう。
エルアン人の血脈も混じり薄まってしまいpreの人にはかつての力はありません。
ですが形を変えて残った事もあります。
竜信仰、儀式の材料集め、後天的な血質の強化、血統の維持など
preの各勢力には再び儀式に到るために合理的な行動様式が残っています。
ELGは神殿による儀式、ナジャ制覇を復活させましたし、
マブ教はレッドスープを奉納したり食したりしています。

。。。そうです。血です。
一万年の時を越え、血の秘儀はpreに残ったのです。


~「血」~
なぜロッソ、シーウルフの血だけが使用されるのか?
エルアンの明かした血の神秘を発掘すれば、この問いは原初に繋がる問いという事が判ります。
どんな人の血も使えるが、盗賊がその生も死もまるで尊重されないため盗賊の血だけが使用されるのか?
これは他の地域の盗賊からは血が得られないため少し違うはずです。

やはりロッソ、シーウルフの血だけしか純血への加工に耐えないと考えられます。
ならば彼等の血統がエルアン人に近いのか?
これも少し違うでしょう。もちろんその可能性もなくはないのですが。

ではありふれたモノから、原初に作用するモノを摂取したのでは?
原初に作用する力は、身近な物からも抽出できるのですからそんな仮説は立つと思います。
それが何なのかは、ロッソ、シーウルフの活動地域から見えると思います。
一方は墓、一方は難破船が漂着する場所
ここには死が溢れ、アンデッドが発生します。

トレントが水や土から力を吸うように、海水が力を溶かすように、鉱石が力と共に結晶するように
盗賊は死体漁りで血の力の名残に触れ、彼らの血の力は濃くなっているのです。
これは全く突拍子もない事でも、おかしなことでも無いはずです。
プレイヤーもソウルバインダーにお世話になっているではありませんか。
人は、人であったものから力を得る。闇の力で、死を糧に。
そういう原理がmoe宇宙にはあり、そういう技術がダイアロスにはあるという事。、。多分。

ただこれで血の力の有無が説明できたとしてもお話しの発端となった、
盗賊の頭領が女性という状態の説明はできません。
盗賊といったアウトローが1万年もの間、一つの社会構造を貫いていられるという事は不自然だからです。

一つの仮説として、彼らは最近までは盗賊では無かったとしたら?
他にも母系維持の習慣と思しき生活形態の集団は居ます。


~サベージとダンサー~

イプスのサベージとダンサーはそれぞれ同性のみで構成された集団であり、
ゲーム内で描画されている事だけで考えれば、彼等は繁殖できません。
それならば常識的に考えて、サベージとダンサーで婚姻していると見れます。
血筋に間違いが無いように繁殖シーズン以外は生活を別にしている一部族ではないか?ということです。
双方がレスラー集団から異性の供給を受けているかも知れませんが、それでも血統の維持は出来ます。
その場合、イプス3集団で一つの部族とみれるでしょう。

そこでこんな仮説を立ててみました。

preより500年前、ELGが竜騎兵を得て豪族を併合していきました。
この豪族達の中には巫女を祀る文化が脈々と継がれていた集団もあった。
その豪族の一部はELGに併合されずに落ち延び、盗賊の母体になった。
そうして盗賊には上位層が母系という文化が伝わっている。。
このシナリオなら時間経過での文化の摩耗は越えれられるでしょうか?

また他の線として、ごく最近まで盗賊では無かったはずの一団があります。


~イムサマスファミリー~

彼等は以前はムトゥーム墓地の墓守として
彼らの両親と祖母と一緒に生活していました。
ところが父、ボビーは酒に溺れるようになり、幻覚に襲われ
妻であるシェリーと母、ハンナを手にかけてしまいます
そしてその後、我に返った彼もまた…。

そして子らは盗賊に身を窶すわけですが、
イムサマスには、女性の立場についてわずかながらのヒントがあります。
「リングオブイムサマス」これを落とすのは子らの母、シェリーですが
一家の名を冠する指輪は、イムサマス家はそれなりの歴史ある一族であるという事を。
指輪をシェリーがドロップする事は、当主はシェリーだった事を示してはいないでしょうか?
つまり、イムサマス家は古い墓守一族であり、神職の一種であった。
母系を保存する伝統が残っていたのかも知れません。
とは言え真相はもはや闇の中、、、
これ以上イムサマス家の過去を辿るのは難しいでしょう。

盗賊内での世代交代は、あったとしても僅かでしょう。
機会的に考えてELG、BSQ、サスールから落伍して盗賊団に流れこんだ者が多数なはずだからです。
しかし盗賊の出自に、ELG、BSQ、サスールといったpreでの強勢力ではない民もあるとすれば、それは重要です。
そこでもし血統の保存に意味を見出していれば、盗賊の頭目が女性でなければいけない理由は強くなる。

。。。でも知っているとすれば盗賊では無い集団でしょう。
でもいます。それを知ってそうな盗賊と関わりのある集団が。


~サスール忍者団~

ダイアロスの秘密を知っている誰かが盗賊の元締めをやっているとすれば
一番怪しいのは、サスール忍者団でしょう。

墓暴きや死体漁りなどの汚い仕事を支援し血質を高めさせ、あわよくばニクスコインを上納させる。
濃い血を得た人や優れた能力を持つ人材は忍者団に登用する。
盗賊にとってはある種の社会復帰の道にもなりますが、忍者団にとっては旨い餌です。

さすが忍者汚い。


とは言え、盗賊にもエルアンにもまだまだ謎が多いです。
最初に申した通り、これはある一面から見た事でしかありません。
まあどれかがダイアロスの歴史の影を暴くヒントくらいに成ればいいかと思います。

ありがとうございました。