テーマ「モラ族の流通や情報網」
文責:きみえ12号
主に、島外との行き来について、
筆者が喋り散らかした内容の中心を抜粋して、補足してある、、、。
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プレイヤーキャラがダイアロスに漂着してすぐに
モラ族のヤークにこう聞かれる。
「この島は初めて?」
このセリフは、チュートリアルをカット出来る選択となるが、
ここでプレイヤーだけが持つ、「2nd以降のキャラである」
という背景を、一旦抜いて考えてみる
すると、島への到達が二度目以降になる人物がいる事を暗示するセリフとなる。
つまりモラ族は、島から出た人間がいる事を知っているわけだ。
そして危険を冒して戻ってくる可能性を、想定している。
旅人が初めに流れ着くミーリム海岸某所や、
外来種が持ち込まれるルートなど、公に知られていない場所やルートがある。
どうやらモラ族は、島外との行き来について、
一般に知られている以上の情報を持っているようだ。
それはどんな情報だろうか?
少しドラキア勢に目を向けてみる。
ドラキア帝国は、ダイアロスへ船団を行かせっぱなしにはしないだろう。
困難でも嵐を越えて、ドラキア本国へ報告に戻るアプローチをさせるはずだ。
そのための人員も予め選出されていたと思われる。
とは言えトライデントが戦死したため、
ビスクは、離反しかかっているイルミナ派一色だ
のこのこ、ドラキア本国にこの状態を報告には行かせてもらえまい。
しかしその帰還用人員は、イルミナ派には秘匿されていた事だろう。
もちろん離反に備えてだ。
つまり密偵である彼は、秘密裏にダイアロスを脱出する必要がある。
あるいは、ドラキア帝国に忠を尽くすのであれば、
水先案内人として、再びダイアロスに向かう事になるかも知れない。
こんな人物を、モラ族は想定しているのではないか?
ではダイアロス島内部に目を向けてみる。
モラ族とサスールは、予言にある破滅の未来を回避するために動いている。
しかし、サスールはいくつもの国家的プロジェクトが失敗して落ち目。
エルガディンはモラ族を迫害した背景もあり、モラと信頼関係を築くのは難しい。
サスールとのノアストーンの奪い合いも解決したわけでは無い。
島内の状況は、破滅の予言回避に向けては、手詰まりである。
そこで、モラやサスールは大陸の勢力に使者を送り、
ドラキアを呼び寄せたのではないだろうか?
ノア触媒の存在と、比較的安全な海路と、エルガディンの情報を、伝えて。
使者は、ダイアロスに帰還するだろうか?
さて、OPムービーと公式ページなどを確認すると
プレイヤーキャラとなる人物は、イルミナからのお告げを受信して
ダイアロスに向かう事を決意したようだ。
その彼にとっては、ダイアロスへの到達が二度目になるのは
どういう経緯だろう。
島外生まれの人物よりも、嵐の存在を考えると
ダイアロスから脱出した人物である可能性が高いように思える。
であれば故郷の危機に際し危険な航海に臨む動機は、
島外の生まれの者より生まれやすいだろう。
「あれが・・・ダイアロスか?」
もしかするとこのセリフの背景は、一つではないかも知れない。
次回、2020/11/24(火)のテーマは
ダイアロスのファッション」の予定。