[カザヒシの中の人のメモ帳]
※記事内に少々グロテスクな画像、表現が含まれます。ご注意ください。
苦手な方は逃げて。
ダイアロスに存在する『クラスター』という生物をご存じでしょうか?
決して生息数が多いわけでもなく、限られた場所でしか見かけないので、ご存じなくても無理はないでしょう。赤の廟堂…赤バハに通っている人なら馴染みもあるかもしれませんが、時間に追われる赤バハ民はクラスターのことなど気にしている暇もないのではないでしょうか。
クラスターはPresent Age、War Age、Ancient Age、Quest of Agesのどこにもいません(一応同じグラフィックの生物はミーリム海岸にいます)。
クラスターはFuture Ageにのみ存在します。数は決して多くありませんが、浮遊都市バハの地上に夜間のみ、赤の廟堂に入れば、時間を問わず出会うことになるでしょう。
私はこの生物について特に疑問を抱くことはありませんでした。つい先ほどまでは。
まずはクラスターの外観をご覧ください。
見た感じは、現実世界のカブトガニに近いように見えます。
小難しい言い方をするなら、鋏角類、甲殻類にでも属していそうな見た目です。
エビやカニなどの仲間というところでしょうか。ミーリム海岸にいるクラスターと同じ見た目の「海の悪魔」も、水中に生息していますね。
問題は、地面に面している側……下側を見てみましょう。※キモイです
キモイですね。私もそう思います。ちょっと我慢して真面目に観察してみましょう。
なぜキモイのか。まずはこの目でしょう。異様に生々しい目玉がついています。
目の周りもまさに生肉といった具合で、妙に柔らかそうなのがキモイです。
カブトムシなどの甲虫の地面側、下側を見るとキモイというのも分かりますが、これはそれとは全く別のカテゴリでしょう。内臓的な、血肉のグロテスクさです。
これを見た時、一つの仮説が浮かびました。
クラスターとはどういう生物なのか?
浮遊都市バハはご存じの通りイーゴの居城であり、禍々しく変容したイルミナ城や、各地の建造物などが乱雑に配置されているだけでなく、付近のモンスターもまた、それなりに『ワケアリ』のものです。バハにいる他のモンスターを見てみましょう。
コンバインというこのモンスターは、人体実験により生まれた怪物のようです。
コンバイン(Combine=合成)の名の通り、複数の生物を合成したと思われます。
剥き出しの血管であったり、所々に『材料』の名残らしきものがありますね。
ギニーピッグ(Guineapig=実験材料)という個体名を持つものもいるので、おそらくはそういうことでしょう。
その他は死神のパレスナイト(デスナイトですね)、アンデッドの骸骨スカルパス、同じく骸骨の剣士エンチャントナイトなど、実にイーゴらしい死霊術と非人道的な実験により生まれたであろう魔物達が揃っています。
NPCも人工生物…ホムンクルスですね。(タウロさんは旅人でしょう)
ではこの錚々たるメンバーを揃えたバハの地に、ただの甲殻類が混じっていると?
私にはそうは思えません。
もう一度クラスターをよく観察してみましょう。キモイけど我慢して。
よく見ると、とても奇妙な外観をしていることに気づきます。
まずはこの尻尾。通常、大抵の生物の尻尾はまっすぐです。
クラスターは複数の小さな足で地を這って移動します。こんな突起の激しい尻尾で移動すれば、たちまち草や木の根に引っかかってしまうでしょう。とても不便そうです。
次にこの目。ひっくり返った裏側なのに、まるで正面を見ているようです。
これでは普段、目の前は地面を見ていることになります。そもそも外殻に覆われていて、この目を動かしたくらいでは、外側は何も見えないでしょう。
それにこの口。どうにも違和感があります。もしかして逆さまではないでしょうか?
察しの良い方はもうお分かりでしょう。
今回思いついた仮説。クラスターの正体は……人間ではないか?ということです。
正確には、人体を材料に創られた生物といったところでしょうか。
これを人間だと思って見れば、見方も変わるでしょう。
外殻に見えるのは変形した頭蓋骨。露出した内側の血肉。
目玉は哀れにも人間の様に真正面を見ているため、視界を正しく確保出来ていない。
尻尾のように見える部分は、脊椎のように見えます。
ドロップアイテムはアイボール…つまり目玉とブラッドオブイーゴ、そしてクラスターの足。ドロップするのはなぜか決まって右前足、というのも不可解な点ではあります。
もちろんこのような仮説に確証があるわけではありません。これはただの仮説です。
それでは今あなたの目に、クラスターはどのように見えるでしょうか?