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ダイアロスの竜 考察 弐~シルクロード~

遥かなる、竜への道 

文責:きみえ12号(ちょいすけ)

ソウル オブ シルクロードと言うアイテムがあります。巻物状に見えるこれは「読む者に、古代を巡る魂を芽生えさせる、異国の古文書」とinfoにはあり、ある種のアイテムの生産に必要な書物です。
これを用いて出来上がった生産品を見てみると、それらはどうやらサスール所縁の品の様であり、infoの内容はプレイヤーキャラにとってサスールが異国に映るゆえかも知れません。

ソウル オブ シルクロードはサスール文化にまつわる内容が記されたアイテムなのでしょうが、ドロップする者はネオク高原に住むベビードラゴンと、ネオクドラゴンになります。
サスールから離れたネオクの、それも他のソウルオブシリーズとは違い、人ではなく獣が持っているのです。
これはいかなる由縁なのでしょうか?
今回はソウル オブ シルクロードの由来を辿ってみたいと思います。
シルクロードとはどんなモノなのか?
何故、ネオクのドラゴンがドロップするのか?


~絹の、道?~

リアルにも、シルクロードと呼ばれるモノがあります。古い時代、そこで流通していた品の一つを取り、シルクロードと呼ばれるようになった貿易経路です。
シルクとは、リアルでは蚕の繭の繊維ですが、ダイアロスでは蜘蛛の糸
スパイダーシルクを産出する蜘蛛はダイアロスでは広範囲に分布するため、蜘蛛の糸は各地で採れます。これをわざわざ流通させる理由はあまり考えられませんが、しかしファインスパイダーシルクとなると産出は限られた事でしょう。これならば別の地域に運ぶ価値はあったはずです。
であれば「シルクロード」との名前が、昔のファインスパイダーシルクの産出状況の一端を示しているとも考えられます。

しかしシルクの語源には他の可能性も考えられます。「スパイダー」シルクと断りを入れるからには、かつては他の生物が産出する「ただのシルク」があったのかも知れません。preでは見かけなくなった虫の産出していた繊維は当時としても貴重であり、それがシルクロードの名の由来、かも知れません。

ともかくも、シルクロードで運ばれていた品はリアルと同じく「シルク」に限らなかったと思います。他にどんな品があったのか?それが窺える興味深い文化やクエストがpreにもあります。
それはpreサスールがあるエルビンと、ネオクとの食材の繋がりです。


~食材の、道。~

エルビン風パスタとエルガディン風山菜パスタ、どちらも山菜をふんだんに使った料理です。これらは地域の名を冠する料理ですが、エルビン風パスタに使われる山うど、わらびはレクスール、イルヴァーナとどちらかというとネオクに近い地域に分布する山菜。
エルガディン風山菜パスタは、ニンニク、細竹ですが、細竹といえばエルビン山脈の竹以外からの産出ではサベージのテリトリーとアルターで隔離されたスローリム。エルガディン国内で細竹を入手するとすれば、エルビン産になると思います。
その地域や国の名前を冠する代表的な料理が、自領内には無い食材で構築されているのです。これはいずれかの時点でネオクとエルビンの間に強力な流通網が整備された事を示しているでしょう。

(リアルで近い構図を産んでいる作物といえば、ジャガイモやトマトでしょうか?)
しかしpreではこれらパスタの流通をプレイヤーキャラへ依頼する事から、この流通網は細くなっているのかも知れません。

他に人用の食物ではありませんが、バイソン肉も重要な事態を示唆しています。
スカイドラゴンをペット化するクエストでは、幼い飛竜を育てるための栄養価の高い餌にバイソン肉も要求される事がわかります。しかしネオクちほーにはバイソンは生息しません。ではエルガディンは自国用の竜の生産をどうやって行っているのでしょう?代替品を使っているのでしょうか?
多分、違うでしょう。
実は、エルビン行商はエルビンを離れる時にはバイソン肉を入荷しており、超強気価格に設定しています。この高価格のバイソン肉こそがエルガディンで飛竜育成に消費される物、と考えられます。
エルガディンで飛竜育成が始まり500年。
この間にダイアロス島の牛の分布がどう移って来たかは資料がありませんが、もしネオクちほーにずっとバイソンが居なかったのであれば、「シルクロード」の成立が飛竜育成の前提になっていた可能性はありそうです。


~ヤマト、そのミーム

ネオクラングはアデラ銀行のガード、バイソンが斡旋する枠拡張クエストの納品リストにはカタナ、ドブロク、寿司などヤマト色のする物が多く、エルガディンではヤマト趣味を好む層が居るのが分かります。
「ヤマト」とはどんなモノか?というのは今のところ、よく分かっていません。
そう呼ばれる、あるいは呼ばれた地域があるのか?
集団なのか?文化性なのか?
「ヤマト」が何にせよ、preサスールは忍者団などソウル オブ ヤマトをドロップする者達と縁があります。それはかつてシルクロードが成立した頃でも同じだったのだと思います。

何故か?「シルクロード」、つまり古サスールを含む領域とヤマトと関係があったと考えられる根拠。

それはベビードラゴンを殲滅した時に現れるネオクドラゴンが、ソウル オブ ヤマトをもドロップする事です。
ネオクドラゴンは、ネオクの人々と同じくヤマトの文化を継承していたのです。


~その道、空へ届く~


ネオクドラゴン型のドラゴンは、野生の者以外のナジャやトレジャーガーディアンでさえソウル オブ シルクロードをドロップします。
ナジャ試練はエルガディン建国以前から伝わる、飛竜育成よりも古い儀式です。
であれば、シルクロードの成立は飛竜育成の成立以前、つまりエルガディン建国以前にまで遡れるかも知れません。

古い時代、ネオクとエルビンを結んでいた道がシルクロードと呼ばれる道ならば、ソウル オブ シルクロードはまた旅の記憶でもあり、2つの人のソウル、ヤマトとシルクロードを持つネオクドラゴンは、ヤマトをルーツに持ち、サスールを経て、ネオクに、人為的に移入された種ではないでしょうか?
そして3本目の人との繋がり、ドラゴンフェイタライズをエルガディンの祖先にもたらし、竜への道を啓いたのです。