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エルアン文明研究会

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月の神秘

みなさんはダイアロス島の月を見上げたことはおありでしょうか? きれいですね。(^。^) きれいですが、この月はよくよく観ると地球の月とはずいぶん違うのです。 何が違うかというと…。

まず地球の月の場合からみてみましょう。 地球の公転周期(太陽の周りを地球が一周する期間)は約365.24日で月の公転周期(月が地球を一周する期間)は約27.32日です。 このスピードの差があるから、月に当たる光の角度が変わって、月は満ち欠けを繰り返します。 月と太陽が地球を挟んで反対側に来た時が満月で、同じ方向に来た日が新月です。 http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/B7EEA4CECBFEA4C1B7E7A4B1.html

ダイアロス島がある惑星のことを仮にMoE星と呼ぶことにしましょう。 モラ暦の1年は365日でうるう年はないようなので、MoE星(仮)の公転周期は、地球より少し短いのかもしれません。

地球の月の出と月の入りの時刻は毎日少しずつずれていきます。 満月の日は、月の出入りの時刻は太陽の出入りの時刻と約12時間ずれるので、太陽が沈むころに月が昇ってきます。 新月の日は、月の出入りの時刻は太陽の出入りとほぼ同じです。 新月の日も一応月は昇りますが、昼間の時間です。 しかも、月は地球に暗いほうを向けているので、肉眼ではまったく見えません。 よって、新月の夜は闇夜と呼ばれます。 それに対して、MoE星の衛星(月)は、毎日18時に昇って6時に沈んでいるようです。 ダイアロス島には、闇夜がないのです。

ということは、MoE星と月の公転周期はまったく同じで、月と太陽は常に反対側にあるということになります。 だとすると、MoE星の月は満ち欠けしないことになってしまうのですが、この話はまた次回に。