2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧
[ウィッチブレードのひとりごと] メモを取るのに夢中で、タルーマンが近づくのに気がつかなかったらしい。 敵が近づくのに気がつかないとはレンジャー失格だ。 私が呆然としていると、タルーマンが再び声をかけてきた。 「こ”ん”に”ち”は”」 発音があまり明…
[カザヒシのメモ帳] レクスール・ヒルズをひたすら走り回った。 そして、かつての文明の名残のある場所、その端にあたる部分に片っ端から印をつけた。 エルアン文明の残骸分布地図と言ったところだ。 こうして見ると、かつてこの地にあったというエルアンの…
[ウィッチブレードのひとりごと] このタルタロッサが普通のタルタロッサと大きく異なる点は、やっぱり手があることだろう。 このタルタロッサの手は、白くひらひらした袖のようなものから生えている。 手の付け根は、袖の中に隠れてよく見えない。 おそらく…
[ウィッチブレードのひとりごと] 私が投げたイクシオン・ステーキは弧を描いて飛んでいき、うまい具合にタルタロッサのすぐわきの床に弾んで動かなくなった。 最初タルタロッサはこちらに背を向けていて、ステーキに気がつかないようだった。 でも、しばらく…
[カザヒシのメモ帳] 信じられないことだった。 私はただ、水中に続く洞窟が地図に載っていなかったから、書き足しただけだ。 念のため地図を睨みながらもう一度あの洞窟に潜り、確認はとった。間違いない。 一体これがどういうことなのかはわからないけど…… …
[ウィッチブレードのひとりごと] そのタルタロッサに手があることに気づいたとき、私がどれくらい興奮したか、皆さんにも理解してもらえると思う。 私は、もっときちんと観察したいと思い、気配を消しながらタルタロッサに近づいていった。 タルタロッサは比…
[カザヒシのメモ帳] ガルム回廊からはるばるエイシス・ケイブまで走ってきたのはいいものの、 イクシオン達もイクシオン達なりに忙しいらしく、あまりちゃんと話を聞けなかった。 タルタロッサの脅威に怯えながら、その脅威を払うための訓練に励み、 ある者…
[セレナイアの手記] エルガディンからビスクへ、1日中歩き詰めだった私は お昼過ぎまでぐっすり眠っていた。 目覚めがあまりよくなかったのは、ちょっと汗臭かったせいかな。 まずは身体を綺麗にしましょう。 盥にお湯を張って、ハーブを漬ける。 このお湯で…
[ウィッチブレードのひとりごと] タルタロッサは手ではなく翼を持った生き物である。 少なくとも、私が今までに見たタルタロッサには、手があるものはいなかった。 このことに関しては以前、研究会でも話題になったことがある。 何が話題になったかというと…
[ウィッチブレードのひとりごと] 何体ぐらい倒しただろうか? 途中までは数えていたけど、もう分からなくなってしまった。 私は倒したばかりのロックゴーレムの死体をさぐり、硫酸塩を剥ぎ取った。 ついでに背中からバッグを下ろし、中を確認する。 ざっと見…
[カザヒシのメモ帳] 新しい発見があった。水中に潜って水底を調べていた際、洞窟を見つけた。 ウンディーネの正面にある小島の近く、北に向かって潜る必要があるようだ。 ウンディーネに近づくのは自殺行為、と思って敬遠していたが、水中に洞窟が伸びている…