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エルアン文明研究会

毎週火曜日・土曜日 23:00~ Pearlサーバー レクスール城門南の小部屋 で開催中
誰でもお気軽にお越しください!

セレナイアの手記

一粒の希望

今日もモラの家の中をよく見ていこう。 多くはないけれど、家具の他にもいくつか気になる物がある。 壁際の棚には、いくつかのツボが置かれている。 これは水がめかな?金色に縁取られていて、肩のところにガラスか宝石のようなものが埋まっている。何より全…

素朴な美

モラ族の建物や道具は、一目で私たちのそれとは違う。 建物の壁には、大体セメントようなものに、タイルが埋め込まれた模様があるし家の床にも、カラフルなタイルが埋め込まれている。 一見素朴だけど、長い歴史の中で培われた、洗練されたセンスっていうの…

過去と未来の間

完全な形を保ったアルターの建物から1歩外へ出る。迷路のように複雑に入り組んだ地形に、どこを見上げても大きく枝を広げた木々。 湿った土の匂いと、木洩れ日を瞬かせるそよ風の音が聞こえるそこは今まで訪れたどの土地よりも心が落ち着く。 私は、謎多き…

掬い上げるのは光か闇か

[セレナイアの手記] ここ数日、アルケィナの資料室に籠ってノアストーンの力について調べていた。 ノアストーンをはじめ、古代モラ族が使っていたのは「原初の力」と呼ばれるものらしい。 私たちが普段魔法として使っているマナの力は、原初の力をすごく薄め…

残骸の中に1つ

失ったものを取り戻すのは難しい。 砕け散ったガラスのように、破片を全て拾い集めても 元通りにはならないものもある それでも、諦めきれないものがあったとき どんなことをしてでも、取り戻したいとき 私は、何をどこまでできるだろう …寒い。 一面の白銀…

動く力の源

[セレナイアの手記] 普段は通り過ぎるだけだけど 稀に見上げてみれば 遠い時代に想いを馳せることでしょう。 途方もない歴史に誰も疑うことをしないのは 大げさな英雄譚や、耽美な神話と違うのは 未だにその奇跡を現し続けているからだ。 アルターは、何のた…

似たようなもの

[セレナイアの手記] ダイアロス各地にあって、普段私たちが離れた場所を行き来するためにつかう このアルターに、マブのシンボルと似たような何かを感じるんだよね。 似てる、というのは少し違うかもしれないけれど 石でできているような、それでいて機械の…

飾りと機能

[セレナイアの手記] マブのシンボルについて、もう一度よく見てみよう。 絡み合う蛇に目が行くけれど、真ん中にあるのは 髑髏があしらわれたY字型の石だ。 この形は、祭壇にある大きなオブジェと同じだね。 祭壇のほうは、蛇は1匹だけで、Y字型の石に絡みつ…

闇を誘う蜷局(とぐろ)

[セレナイアの手記] ムトゥーム地下墓地、暗使の部屋の前に置かれた ヘビのオブジェについて、思いがけないヒントをもらった。 今日は「マブ神祭」について調べてみよう。 この前、墓地に行ったときにこのお祭りについて話してくれた人がいた。 あれは神官の…

過去の未来

[セレナイアの手記] 私は、この前調べきれずに終わってしまった ムトゥーム地下墓地の謎のオブジェがずっと気になっていた。 他の場所に似たようなものもなくって 推理の手がかりも見つからない。 こういう時は、港で波音を聞きながら考えるに限るよね。 そ…

鬱屈の反動

[セレナイアの手記] 大聖堂の礼拝室で、ラル・ファクの光に照らされながら祈りを捧げる。 ステンドグラスを通る光が、足元に虹色の彩を与えると 私の心も澄み切って、神の愛に包まれるような、そんな気持ちになる。 今日は、あまり気が向かない場所に行くつ…

発表会

[セレナイアの手記] せっかくビスクに戻って来たのだから、ということで 久しぶりに歴史会の会合に参加する。 今日は、聞いてるだけじゃない。 私の記念すべき最初のテーマである、ビスク港の塔について発表しよう。 発表の順番が近づくにつれて、だんだん緊…

全ては代償

[セレナイアの手記] 私がダイアロスに向かう航海の途中で難破した時 水の中で確かにイルミナと名乗る人の声を聞いた。 それから、気が付けば海岸に倒れていて モラ族に助けてもらったのだっけ。 後から聞いた話によれば、ビスクの女王、イルミナ様と モラ族…

魂の束縛者

[セレナイアの手記] 魂について知るには、死んでみるのが一番。 こんなことを軽々しく言えるのもこのダイアロス島くらいじゃないかな。 息を止めてあっさり自殺した私は、今魂が身体から離れた状態になっている。 前に書いたように、魂はこの土地に縛られて…

重たい身体

[セレナイアの手記] いつでもどこでも、どんなものでも お待たせせずに、お届けします お代はほんの、お心ばかり 銀行について、調べていたのだけれど アイテムを転送する方法も 中央銀行っぽい何かも見つけることができず 私の調査は正直行き詰ってしまった…

魔法の鍵

[セレナイアの手記] 銀行の仕組みに興味を持って、各地の銀行を巡ってみた。 大きな銀行には、たくさんの金庫が並んでいて いろんな金属の延べ棒や、宝石箱が綺麗に整理されて置かれている。 小さな銀行は金庫の数も少なくて、モノもあまり置かれていない。 …

便利な銀行

[セレナイアの手記] エルガディンからビスクへ、1日中歩き詰めだった私は お昼過ぎまでぐっすり眠っていた。 目覚めがあまりよくなかったのは、ちょっと汗臭かったせいかな。 まずは身体を綺麗にしましょう。 盥にお湯を張って、ハーブを漬ける。 このお湯で…

帰り道

[セレナイアの手記] ネオクに来てから3か月くらいたったのかな。 ここでの生活にはすっかり慣れた。 でも、人々に触れあえば触れ合うほど 歴史を知れば知るほど、私と彼らの間の溝が深まっていく気がする。 悔しさをバネに、前に進むことは必要だと思う。 け…

友情の証

[セレナイアの手記] 誰かと仲良くなるには、どうしよう? 笑顔で声をかけて、自己紹介をして、相手のことを聞いて 一緒に遊んだり、ご飯を食べたり、プレゼントをしたり、内緒話をしたり。 それとも悪意を隠して、誰かの悪口を言って、共通の敵を作って 一緒…

賑やかな墓場

[セレナイアの手記] 今日もネオク地方の竜について調べている。 ネオク・ラングから半日ほど歩いた場所に 竜の墓場と呼ばれる場所がある。 見上げるほど巨大な竜の骨が風にさらされている。 ネオクの赤茶けた大地と違って地面まで白いのは 砕けた骨に覆われ…

竜の選択

[セレナイアの手記] エルガディンの人たちは、竜を崇拝して、竜を家族のように扱う。 でも、私にはこの「竜」についても不思議に思うことがある。 ネオク地方で見られる種類は1つじゃない。 まずは、スカイドラゴン種。 体長は5mくらいで、深い青色の体に…

矛盾した願い

[セレナイアの手記] ネオクの暮らしにも慣れてきた。 冷え込む明け方には温かいミルクココアを飲んで お昼になったら細竹のコリコリした食感がうれしい エルガディン風山菜パスタを食べに行く。 ガードのお姉さんも言っていたけれど ビスクと違って水は貴重…

テントの国

[セレナイアの手記] 何もない、を言い換えると 全て見える、と言える気がする 地平線まで見通せる赤い大地に雨が降ると 視界は一転して霧に覆われて何も見えない 全て見えるか、何も見えない ここでは、追うものも追われるものも対等だ 謎の追跡者に気づいた…

追跡者の影

[セレナイアの手記] 少し前から、誰かに見られているような気がしていた。 今では毎日、はっきりと誰かの視線を感じる。 それは街中で買い物をしているときでも 森の中で散歩をしているときでも 人気のない海岸で魔法の練習をしているときでさえ 背中にまと…

神より英雄に、祈りを

[セレナイアの手記] 英雄の隣で戦うということは、どれほど戦士を勇気づけるのだろう。 どんなに素晴らしい剣や鎧を与えられることよりも 英雄と共に、その身ひとつで死地に赴くことを選ぶのだろうか。 明かりが闇を照らすように、彼らは恐怖を打ち払う。 街…

攻めるものと守るもの

[セレナイアの手記] 街灯について調べている私は、ビスクで一番それが多い場所、ビクトリアス広場に訪れている。 エルガディンの首都を攻め落とすために犠牲になった3人の英雄の1人 ホルテ様の銅像の前で、元兵士だという男性から話を聞いていた。 正直、…

広場の街灯

[セレナイアの手記] 夜のとばりが下りたあと、街明かりのオレンジの光ほど頼もしいものはない。 パチパチと音を立てる松明に、ごうごうと炎と熱気を振りまくかがり火。 ただ一つ、静かに、冷たく灯るのは街灯の明かり。 燃え盛る炎に比べるとその光は小さな…

灯と閃き

[セレナイアの手記] 港の塔の中にある炉のようなものを調べているうちに 私は醸造樽との関連を見出した。 鉄で出来た丸い形は、圧力に耐えるための形だってこと。 つまり、あれは何かを燃やして蒸気や煙を利用しているんじゃないかな? 炉からパイプのような…

燃え上がるのは?

[セレナイアの手記] 夜の港はとても静かで、一人で考え事をするのにぴったり。 黒い海から押し寄せる白い波のコントラストを眺めながら 不規則に変化するかがり火の炎に照らされていると 私の心も不規則になりそうで、足早に堤防を駆け抜けた。 私が再び港を…

翻っていたもの

[セレナイアの手記] ビスク港の塔から突き出た棒の謎を探る私は 一旦塔から離れて、塔と同じ時代に作られたものを探すことにした。 同じ時代のものかどうかは、建物の特徴を見れば想像できる。 石造りの土台に、黄色っぽいレンガで建てられていること。 レン…