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エルアン文明研究会

毎週火曜日・土曜日 23:00~ Pearlサーバー レクスール城門南の小部屋 で開催中
誰でもお気軽にお越しください!

地下水路にて 05

[ウィッチブレードのひとりごと]

タルタロッサは手ではなく翼を持った生き物である。 少なくとも、私が今までに見たタルタロッサには、手があるものはいなかった。 このことに関しては以前、研究会でも話題になったことがある。 何が話題になったかというと、「誰がタルタロッサ・パレスを作ったか?」ということだった。

タルタロッサのすみかは、タルタロッサ・パレスと呼ばれているが、パレスにはタルタロッサを描いた壁画やタルタロッサの精巧な像がある。 また、まさに宮殿と呼ぶのにふさわしい建築物が多数建てられている。 しかし、タルタロッサには手がないので、壁画を描いたり精巧な像を作ったり建造物を建てたりできそうもないのだ。 タルタロッサたち自身が作ったのではないとしたら、一体誰がこれらの壁画や像や建造物を作ったのだろうか?

研究会では「誰か他の人たちに作らせたのではないか?」という説が主流だったように思う。 例えば、「イクシオンを奴隷として働かせて作らせたのでは?」という考えである。 確かにイクシオンには手があるので、タルタロッサよりは可能性があるかもしれない。 しかし、イクシオンのすみかであるイクシオン・ケイブの様子を見る限り、イクシオンが優れた建築技術を持っているとは思えないのが問題だ。 ケイブにある人工物といえば木製の柵くらいで、「建造物」と呼べるようなものは何もないからだ。 それではタルタロッサ自身が優れた建築技術を持っていて、イクシオンたちに命令していたのだろうか? それも考えにくい。 手がなく、自分たちで建築物を作れないタルタロッサが優れた建築技術を持っているとは思えないだろう。

最後には、「ドワーフに作らせたのでは?」と言い出す人が出てきた。 この手の話でドワーフが出てきたら、「結局のところ、よくわからない」というのと同じ意味である。 ドワーフは優れた技術を持っているにもかかわらず、謎の部分が多い種族である。 だから、謎の建築物の作り手にされやすいのだ。 「ダイアロスにある不思議な建造物はだいたいドワーフのせい」と皮肉混じりに言う人もいるくらいだ。 タルタロッサ・パレスもドワーフが建築したのかもしれないが、それならドワーフがタルタロッサに手を貸した理由を考えなければいけないだろう。 結局のところ、「誰がタルタロッサ・パレスを作ったか?」という疑問に対する説得力のある答えはまだ見つかっていない。

「手をもったタルタロッサ」の存在は、この疑問に対する答えになるだけでなく、タルタロッサが人から変化した証拠にもなるだろう。 これは世紀の大発見ではないだろうか?