[ウィッチブレードのひとりごと]
イクシオンとタルタロッサについて、元々魚や鳥だったものが人っぽく変化したのだろうと、最初私は考えていた。 でも、そう考える根拠は何だろう? 確かに、鳥が魚をえさにするようにタルタロッサはイクシオンをえさにしている。 また、イクシオンは卵を産んだりする。 こういった特徴は、魚や鳥がもつ特徴と似ている。 でも、だからといって魚や鳥がイクシオンやタルタロッサになったという根拠にはならないのではないか?
異なる生き物たちが、環境に適応するために似たような機能を持つ、というのはあることだと思う。 例えば、鳥やコウモリや虫は、空を飛ぶための機能を持っている。 でも、彼らが全て同じ種類の生き物だと考えるのは無理があるだろう。 彼らは元々別の生き物であり、それぞれ独自に空を飛ぶための機能を手に入れた、と考えるのが自然ではないだろうか? もし人が、魚が暮らすのに適した環境におかれたら、魚に似たような特徴を持つようになってもいいのではないだろうか?
では、なぜ私は彼らが元々魚や鳥だったと思い込んでいたのだろうか? それは私の性格に原因があるのかもしれない。 私はたまに知り合いから、思い込みの激しい性格だといわれることがある。 私自身はそんなことはないと思っているけれど、そう見えることがあるらしい。
イクシオンやタルタロッサは人とは違う特徴を持っている。 もちろん彼らは人に似た特徴も持っているのだが、 私は人とは違う面だけを意識しすぎて、彼らは元々自分とは異なる生き物だと 思い込んでしまったということなのだろう。 人は自分と同じ面よりも違う面を見たがるものなのかもしれない。
少々脱線してしまった。 では、この疑問を判断するためには、どう考えればよいのだろうか? 私は次のように考えた
もしイクシオンが魚から変化したものであれば、 魚とイクシオンの中間的な生き物が見つかっていいはず。 もしイクシオンが人から変化したものであれば、 人とイクシオンの中間的な生き物が見つかっていいはず。 そう考えるようになっていたのである。
皆さんはどう考えるだろうか?