[元銃弾販売員Ctanaの日記]
今日は先週解明できなかったオークの謎について。 のはずだったのだが、話は夜間キャンプに集まってきている幽霊たちへといつの間にか進んでいった。
幽霊たちって、どうしてあそこに集まっているんだろう。という話からゾンビにいろいろな種類が居ないのはどうして? とか、そもそもゾンビってなに? とか。
モニコが死んでもパンダが死んでも同じ姿のゾンビになるのはどうしてかという疑問から、もしかしたらゾンビになったオークとかも居るのだろうかという疑問へ。
私は、ふとゾンビやホネってどうやって増えているんだろうという疑問がわいた。 動物たちと違って、繁殖したりはしないだろうし。
ネクロの陰謀説やホネが自分たちで墓荒らしをして新しいホネ戦士を作ってる説などが出た。 ホネたちが自分たちで新たなホネを作ってる説には、なんとなく納得。 それなら、同じ大きさの同じ姿のホネしか居ないのも説明できる。こういう大きさのホネ戦士を作るという「規格」があるのだ。 とても腕のよい木工師が、ホネたちの中には居る!! 材料を削ったり上手く組み合わせたりして、規格通りのホネ戦士を作ってる!! ということ。
そもそもゾンビとかホネってなに?という疑問から、召喚についての考察もあった。 召喚されるゾンビやホネは、魔界から召喚されるのだ。 ということは、本来彼らは魔界の住人。 マブの使徒とケルベロスについては、魔界ではなく地獄から召喚される。彼らは地獄の住人。 魔界や地獄から来た魔物たちが、この世界で材料を集めて自分たちの仲間を作ってる。どうやらそういうことみたい。
ふと、バエルは?と思った。バエルが召喚されるのは魔界でも地獄でもない。 バエルはどうやら、この世界の住人のようなのだ。 普通にこの世界に居る動物だということみたい。
でも、バエルって、飛ぶよね? あいつらは、どうやって飛んでるの? ヒントは、バエルを倒した時に手に入るものにあった。 フローティングハウダー。 あれが空を飛ぶ秘密に関係しているにちがいない。
あれって、なんだろう。空を飛ぶために必要な物。あ。 ノアストーン? ノアストーンと関係している何か。
バエルたちは、ノアストーンを食べて身体に蓄えてるんじゃないかという人も居たけど、だとしたらバエルが食べるノアストーンはどこにあるの?どうして無くならないの?という疑問が残る。
私は、バエルたちが体内で合成してるんじゃないかと思った。あるいは、大気中から取り込んだ希薄なノアストーンの成分を体内で濃縮してるとか。 バエルは、生きたノアストーン合成・濃縮装置。 この世界がノアストーンの力を得た者によって支配されて、島の外からノアストーンを手に入れるためにやってくる人たちが居るくらいその力は強大なもので・・・。そして、バエルがノアストーンの秘密を握っている。
あの不気味なメダマは、実はこの世界の鍵を握る存在なのかもしれない。 と私が考えているとき、時刻が0時を少し回っていた。 楽しい今日の会合も終了する時間。
結局、ダーインの謎は何がナゾなのかも不明なまま謎に包まれてしまったけれど、新たな謎を発見した。 明日から、バエルたちの生態について調べてみよう。
会合が終わって解散したあとで、私はかたわらに座っていた魔法使いさんの元へ歩み寄った。 自分の書いているこの日記を公開してみたくなったのだ。 申し出ると、こころよく承諾してもらえた。
元銃弾販売員の召喚士が書く日記が、ダイアロスの研究に何か役立つとは思えないけれど、私は自分が居るこの世界のことを、少し考察してみたくなったのだ。
許可をもらって、これまで書いた3日分の日記を公開した。 この先も、日記の中でダイアロスについて考察している部分を公開してみたいなと思っている。 日記にはいつもダイアロスについての考察を書いているわけではないから、そうたくさんはできないかもしれないけど。
さて。色々調べなくっちゃ。 まずは、あの不気味なメダマからだな。
2018/6/12