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エルアン文明研究会

毎週火曜日・土曜日 23:00~ Pearlサーバー レクスール城門南の小部屋 で開催中
誰でもお気軽にお越しください!

ガープの石って何?

[元銃弾販売員Ctanaの日記]

夜遅くまであちこち歩き回ったので、目が覚めたのはもうすぐお昼ごはんという時間だった。 昨日はバエルの仲間を見に、あるいは狩りに行っていたのだ。

バエルは、5種類に分類されている。そして、生息地は4箇所。

ビスクに近いところから挙げていくと、まずレクスールヒルズに2か所。 ビスク東から門を出て南東に向かうとすぐに居るのがガープと呼ばれる種類。 そして、イルヴァーナに向かってどんどん歩いて行くと、川の近くに居るベビーウォッチャーとスカイウォッチャー。 レクスールにはこの3種類が生息している。

次に、そのまま川沿いに進んでイルヴァーナ渓谷に入り、北へ向かって丘を登って行った先にある鉱山の中に2種類。 ここに居るやつらは他のより少し手ごわくて、上級魔法を撃ってくるバエルシャーマンと魔法は使わないで体当たりで攻撃してくるバエルウォッチャー。 イルヴァーナの生息地は、この鉱山の中1箇所だけだ。

もう1箇所の生息地は、イルヴァーナからさらに東。ネオク高原に入ってすぐの天然の高台が橋のようになった場所にある。 ここには、レクスールと同じベビーウォッチャーとスカイウォッチャーが住んでいる。 他の地域には、バエルの仲間は住んでいない。 レクスール・イルヴァーナ・ネオク。彼らはこの3地域にしか生息していない。

私は、全ての種類を倒して持っている物を調べてみたのだけど、レクスール門のすぐそばに居るガープと呼ばれる種類だけが変わったものを持っていた。 「ガープの石」 何だろうこれは? 他のバエルたちは、みんな例のフローティングパウダーを持っていた。 ガープだけは、フローティングパウダーを持っていない。代わりに、このガープの石を持っている。

 

私が眠気覚ましのコーヒーを飲みながら、テーブルの上に置いたガープの石を眺めて首をかしげていると、

「アルケィナに持って行くとお茶と交換してくれるわよ」 と後ろから声がした。 振り返ると、同居人の賢者さんが立っていた。いつも死体の引き寄せを頼む、あの賢者さんだ。 この人はアルケィナの4つ星だ。ギルドの構成員の中でも上の方のランクである。

「お茶?ですか?」

「うん。これよ」 賢者さんは、そう言ってテーブルの上に玄米茶を置いた。 玄米茶…。なんで玄米…? と思ったけど黙っていた。

「まあ、安物ね」 賢者さんはそう言って笑った。

「アルケィナは、どうしてこの石を集めているんですか?」

「集めているわけではないと思うわよ。旅人がガープに襲われたら危険だから倒してきてって頼まれるの。そして、倒した証にその石を持ち帰る」 なるほど。ガープたちは自分より弱い相手には襲い掛かる。旅人にとっては危険だ。 弱い者が襲われないようにというアルケィナの慈善事業なのね。

「なんであのガープだけは、フローティングパウダーじゃなくてこの石を持ってるんですか?」 と私。

「さー、知らないわね」 と賢者さん。

「アルケィナで聞けば、なにかわかるでしょうか?」

「どうかしらね…聞いてみないとわからないけど…」

 

アルケィナに行って調べてみるか。 コーヒーを飲み干してガープの石をポケットに入れる。 私は、賢者さんにおじぎをしてから家を出てビスク中央へ向かった。