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エルアン文明研究会

毎週火曜日・土曜日 23:00~ Pearlサーバー レクスール城門南の小部屋 で開催中
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エルビンの空の下 01

[ウィッチブレードのひとりごと]

ミーリム門を出て海沿いに進み灯台の近くまで来ると、ようやく朝もやが晴れてきた。 はるか遠く北にエルビンの山々を眺めることができる。 よかった。天気は良さそうだ。 今日はエルビン山麓の村まで出かけるつもりなのだ。 天気が悪いと気分がめいってしまう。 私は一息ついてからスケッチブックを抱えなおすと、海沿いの道から離れ、山への道を歩き始めた。

ビスクからエルビン村へは、歩いて片道4時間半くらいかかる。 日帰りするには少し遠い距離だから、今日は村に泊まるつもりだった。 別に急ぐ必要はない。 夕方までに村に着けばいいんだ。 途中で素敵な景色を見つけたら、スケッチしながらいこう。 そのつもりで絵の道具も持ってきている。 普段は荷物になるから持ち歩いたりしないけど、今日は特別だ。

下手だけど、私は絵を描くのが好きだ。 ひまな時間を見つけては、ちょこちょこ絵を描いたりしている。 恥ずかしいから、まだ誰にも見せたことはないけど。 私のように絵を描くのを趣味にしている人は、ダイアロスでは珍しい。 いや。 私が知らないだけで、ひょっとしたら絵を描くのが趣味の人はたくさんいるのかもしれない。 道具屋さんに絵を書く道具が売っているのだから、誰かそれを買ってる人がいるのは間違いないはずなんだ。 どのくらい売れているのか、今度お店の人に聞いてみようかな?

そんなことを考えながら歩いていると、焚き火とテントが見えてきた。 昼間はオークたちがたくさんいる場所だ。 朝早いせいか、まだオークたちの姿は見えない。 テントの中で眠ってるのだろうか? わざわざ起こしてあげる必要もない。 私は足を速めキャンプの脇を通り過ぎた。

そういえば- このキャンプに限らず、ダーイン山のオークたちは焚き火のそばに集まっていることが多い気がする。 私は、昔ダーイン山に行ったときのことを思い出そうとした。 オークジャイアントや青いオークたち。 確かに彼らは焚き火のそばに集まっていたような気がする。 これはオーク全体の習性なのだろうか? イルヴァーナ渓谷のオークたちはどうだろう? 私は歩きながら考えた。 はっきりとは思い出せないけど、たぶん焚き火はなかったんじゃないかな?

もしそうだとすれば、ダーイン山のオークだけ焚き火が好きだってことになる。 どうしてだろう?

つづく