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エルアン文明研究会

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Page062 信じる神:ダイアロスに住んでいる人達

[カザヒシのメモ帳]

ムトゥーム地下墓地においての聞き込みはおおよそ終わった。 邪教徒と忌み嫌われる彼らも、彼らなりの道を歩んでいるようだ。 マブ教徒になりたいかと言われたら遠慮させてもらうが、 その独特の考え方は、人が心のどこかに持っている欲望なのかもしれない。

邪教徒、悪の巣窟……実際そうなのかもしれないが、私には彼らがそこまで悪い人には見えなかった。 言ってることがおかしいのは事実だが、排他的でもなく、口数が多く、真っ直ぐだ。 彼らは彼らで選んだ道をしっかりと進んでいる。 嫌われること、煙たがられること、避けられること。 マブ教徒になると決めたその時、彼らはそういう覚悟をしたのだろう。 そしてマブ教徒としてイーゴ様の為に戦うという決意も。 彼らの生き方を肯定する訳じゃないし、否定するつもりもない。

これでひとまず、ビスク、エルガディン、マブの三勢力での聞き込みは一通り終わった。 他に聞き込みができそうな相手を考えてみると、安全な場所である程度の集団生活をしている人達。 つまり、ヌブールの村にいるモラ族、エルビン渓谷に村を作っているオーガ、 エルビン山脈の高地で修業に励むサスールの住人達あたりがだろうか?

正直言って、彼らはその集落以外でその姿を見かけることはとても少ない。 オーガの人達はビスクやエルガディンで時折姿を見かけるが、 モラ族やサスールの住人、特にビーストブラッドと呼ばれる人たちを、普段見掛けることはない。

おかげでほとんど話したこともなく、彼らがどういう価値観を持っているのかすらも私はよく知らない。 今まであまり話したことのなかった人達の話を聞くと、新しい発見がある。 それは、マブ教徒達に話を聞いたことでよくわかった。 宗教的な価値観という本題からは少し外れてしまうかもしれないが、 古くからダイアロスに住んでいる人達がどんな価値観を持っているのか、知っておいて損はないだろう。

まずはダイアロス最古の種族、モラ族だろうか。 私がこの島で暮らせているのも、彼らの助けがあったからこそだ。 そしてこの島、この世界全体にすら影響を与えている「ノア・ストーン」。 あの石を作り、かつては制御していたのもモラ族だったはず。

読み返してみれば、先生の授業の時のメモがあった。

 モラ族とは:  古代より、ダイアロス島に住んでいる。  遥か昔には高度な文明を誇ったが、謎の災厄により全ての技術を消失。  そこから衰退の一途を辿り、今や島の辺境で細々と暮らしている。  元々は他種族を寄せつけなかったが、新しい人たちの手で未来を変えて欲しいとの願いから、  流れ着いた旅人を助けている。

彼らは一体どんな考えを持っているのだろうか。 未だに走って辿り着く道を知らないので、 モラ族が監視しているアルターを使って、まずは隠れ里、ネヤに行ってみる。