文責:きみえ12号
~イクシオン ウォーター~
ビスク中央には時々イクシオンが出没します。
このイクシオンは、他の多くのイクシオン達が持つ生命の神ユグと森の神ミトヤの加護を持ち、同じ加護を持たないプレイヤーキャラとは敵対関係となっていました。
そのため、島について間もない旅人がイクシオン害に遭う光景は、まれによく見られる風物詩として記憶されています。。
このイクシオン害は、ビスク中央で露店商を営みたい商人のためにイクシオン友好を得るツアーが企画されるなどプレイヤー間の交流を産んでいた側面もありました。
しかし何時からか、
ビスクに出没するイクシオンはユグとミトヤの加護を失い、これによりユグの加護があっても露店商は襲われ、被害が発生するようになりました。
ところが後に、ビスク中央に出没するイクシオンはノンアクティブとなりました。
旅人の陳情により、ビスクガードがイクシオンに睨みを効かせるようになったのか?
それならば、旅人と露店、友好目的で討伐されるザブールやタルタロッサ、ビスクのイクシオン本人、それぞれが安全になるビスクの抑止力の発揮と言えましょう。
とりあえずビスク中央は平穏を取り戻しました。
しかし、このイクシオンは何の目的でビスク中央に現れるのでしょうか?
エイシス所属、つまりユグとミトヤの加護があるならば偵察などの可能性もあったでしょう。しかし今のビスク中央のイクシオンはかつての拠り所を失っています。
~脱走者イクシオン~
少し視点を変えてエイシスケイブのイクシオンの現状に目を向けてみましょう。
preエイシスに住むイクシオン族は、タルタロッサ族との戦に敗れ、生贄を捧げる事で生活を許されています。
生贄としてタルタロッサパレスに送られたイクシオンはタルタロッサ族の食糧にされているようですが、脱出に成功する者や、その他の目的に利用される者も居るようです。
脱出に成功したイクシオン族は、いったんエイシスケイブの入り組んだ水路の奥に隠れています。その脱走者イクシオンからは、彼らの今後の身の振りについていくつかの情報を聞く事が出来ます。
それによると、タルタロッサに支配されたエイシスケイブから離れ、ガルム回廊に渡ったはずのイクシオン族に合流する事なども考えているようです。
ビスク市内に出没するイクシオン。そう、恐らくはこの者は、
タルタロッサパレスに生贄として送られるも、からくも脱出して来たイクシオンではないでしょうか?
あるいは、エイシスケイブを見限ってガルムに旅立った者か?
この者は、もはやエイシスからは心が離れてしまったのでしょう。
ゆえに、ユグとミトヤの加護を失った。
そしてビスクに流れ着いたか、ガルムへの道中で迷い込んでしまったのだと思います。
あるいは、人の繁栄を目の当たりにした事によって、信仰がかき消されてしまったのか
~warageのイクシオン~
ガルム回廊で生活を始めたイクシオン達には、またユグとミトヤの縁が復活しています。エイシスのイクシオンとの交流も開始しているようですし、衣食住足り、かつての信仰を取り戻したのでしょうか?
ガルムのイクシオンはこのまま繁栄を続けwarageでは一大勢力にまで成長します。
しかしそこには、再び暗い影が迫っているようですが。
warageでイクシオンが陣取る地域はガルムだけではありません。
イルヴァーナ渓谷。
そこには圧倒的な位階に辿り着いた、イクシオンソーサラー達が拠点を構えます。
あるいはこの者達は、かつて同胞の手で、
生贄としてタルタロッサパレスに送られたイクシオンだったのでしょうか?