ゲイム界から観た神様像
文責:きみえ12号
〇ゲイム界の神様像
ゲイム業界のファンタジー領域にはリアルからいろんな神様が導入されている
サピエンスから見てある種の超越性ともいえる現象には
「神」という言葉があてはめられている事がある
自然現象、微生物、身体能力が比較にならない動物など
該当する現象は多く、事実、人類が抱えた神の種類は多く
ゲイム内の神の姿もほぼこういった形態である
とはいえ、ファンタジーならともかく
リアルでは技術の蓄積や協力によって克服された現象もある
新たに芸術や道具などが神の仲間入りすることもある
そんな中、いまだ抗う術、扱う術を知る由すら無い神がいる
ここを見れる現代人であればその神にはこう問う事が出来るだろうか?
「人というハードウェアでは走らせることができない意味があるのではないか?」
この神は、一旦は「語りえぬ神」とでも言っておけるだろうか
五官でとらえられる範囲の中に見出させる超越性を、認識の領域に外挿し
「サピエンスには思考にも限界がある=超越的な思考の存在」
という予感を得たのはもう紀元前の出来事であり、この
「認識したり想像したりすることすら不可能な領域という仮定」
そのものを神とする宗教もある
八百万の神、自然を基にする人格神や想像、創造した神々に囲まれた
神の国の偶像崇拝民には、この
「定義不能ゆえに、人と断然した神」
を前提とする思想群と大きな齟齬が生まれていることは
語るまでもない
有名な神ではあるが、
ゲイム業界ではこの神の端末っぽいモノすら描くことすらほとんど無い
それは一度生まれた齟齬が理由ではあろうが、
それではまた齟齬を再生産する循環ですらある
だが今は違う(
続
次回火曜日(2023/12/05)は「フリーテーマ」の予定です。
次回水曜日E鯖 (2023/12/06)は「世界線と時間をまたぐイーゴ達」の予定です
次回土曜日(2023/12/09)は「ゲイム界の神」の予定です。