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モラ族は地球人 その2

[CtanaであってCtanaでない者の考察] Ctanaです。続きが書けるものなのかどうかわからなかったのですけど、書いてみました。

続きを書く前にまず断っておかなければなりません。私自身は、あの箱舟は宇宙船ではないのかもしれないと思っています。宇宙船なのかもしれないし別の何かなのかもしれないと思っています。

モラがあれに乗ってやってきたのは間違いないのですが、宇宙からきたとは一言も語られていません。あの場所に降りたとも書かれていません。もしかしたらあの場所に“現れた”のかもしれない。

では何なのだと聞かれると、今のところ辻褄の合う面白い説明は思いつけていないのですけれど。

 

Ancient Ageは、モラがこの惑星にやってきて、荒れ果てた大地を開拓したあとの世界です。

ソレス・ユグ・ゲオ・シス・ミトヤの5つのエリアがあって、ゲオはさらに3つのエリアに分かれています。七賢者はあと2人居ますから、Ancient Ageの世界には私たちが現在知っている以外に、きっともう2つのエリアがあるのだと思います。

現代のモラ族は、どういうわけかAncient Ageに行くことができません。なので向こうの世界にはモラ族は居ません。その当時に居たはずの古代モラ族も見かけませんから、彼らはどこか別の場所に居るのでしょう。

このAncient Ageでは、 ソレスの岩山の向こう、ユグの海岸とは反対側の山の向こう、ミトヤの周りを囲む崖の外、私たちが行動できる範囲以外にも世界は広がっているはずです。そこに出向いて現地調査できないのは残念ですが、そこには、現代ダイアロスに生息している生物の祖先になるような生き物たちが住んでいるのでしょうか。

モラが開拓していない大地は荒れ果てているということなので、生物の生活できない土地が広がっているだけなのかもしれません。

この時代の世界はどういう姿をしていて、どういう生物が住んでいるのか。 唯一それを垣間見ることができるのは、ゲオの中心部にぽっかり開いた大空洞です。 前回も書いたように、ここにはスライムとモールが住んでいます。

そこで生活できるのはスライムとモグラくらいになっていた。ダイアロスは、そのくらい荒れ果てていた。というわけなのかもしれません。

ただし、荒れ果てた土地というのは、惑星全体のことを指しているのではなくて、ダイアロスが荒れ果てていたという意味なのかもしれませんね。 惑星全体が荒れ果てているというのは、その後のダイアロスに様々な生物が暮らしていることを考えると、無理があるように思います。

全ての生物がモラによって創られたのだと考えるなら話は別ですが、自然発生的に生まれてきたのだとすると、スライムやモグラだったものが1万3000年後にグリフォンバジリスクになっているとは考えにくいです。

日本の場合、1万3000年前というと縄文時代縄文時代のミミズが、現代で犬や猫になっていたらびっくりしますよね。生物の姿がすっかり変わってしまう時間としては、1万3000年というのはちょっと短かすぎます。

ダイアロスでは生物の進化速度はものすごく早い。というのでなければ、この頃にはもう現代で見ることのできる生物とよく似た生き物が居たはずです。もちろん人も居たはずです。今とそれほど違わない姿の人間が、その頃のこの惑星にはもう存在していないとおかしいです。

草木1本生えない荒れ地で、それらの動物が暮らしていけたとは思えません。 なので、選択肢は2つに絞られるのかなと思います。

①荒れ果てていたのはダイアロスだけで、他の場所では動物や人が暮らしていた。 ②この惑星全体が荒れ果てていて、現代の生物のほとんどはモラによって創られたものである。

ちなみに、シスの天空島には牛が居ます。牛というのはかなり高等な生物です。草木1本生えない場所で暮らせるような生物ではありませんから、モラが来る前からダイアロスに居たとは考えにくいです。 かといって、ダイアロスの外からやってきたと考えるのも無理があるかもしれません。牛は空を飛ぶことも海を泳いで渡ることもできないでしょうから。

となると、やはりあの牛はモラが創った牛ということになるのでしょうか。 モラ族が地球人だと考える人の言うように、モラが連れてきた地球の牛なのでしょうか。

牛が喋れれば良いのですけど。あの牛に訊くことができれば、彼らがどこから来たのかはっきりすると思うのですが。

(次回完結 もう少々おつきあいください・・・。)