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エルアン文明研究会

毎週火曜日・土曜日 23:00~ Pearlサーバー レクスール城門南の小部屋 で開催中
誰でもお気軽にお越しください!

喋る亜人

[元銃弾販売員Ctanaの日記]

このダイアロス島には、さまざまな亜人たちが暮らしている。

アルビーズの森に住む、宝を守るガーディアンの名を持つ “スプリガン”。 ネオク高原に住んでいる、スプリガンの同族で鉱山のいたずら妖精の名を持つ “ノッカー”。 ダーイン山に住み、イルヴァーナ南部にも生息地を広げているブタの姿をした “オーク”。 ムトゥーム墓地とビスク地下水路に穴を掘って暮らしているネズミの顔をした “グレイブン”。 ガルム回廊・レクスール・イルヴァーナ・スルト鉱山に生息している犬の姿の “コボルト”。 ダイアロスの西の端、タルタロッサパレスに生息する鳥の姿をした “タルタロッサ”。 そして、エイシスケイブとガルム回廊に主に生息する半魚人 “イクシオン”。

中でも、このイクシオンという亜人は、私にはとても興味深い亜人だ。 彼らは、ダイアロスに居る亜人たちの中で、唯一私たちと会話をしてくれる。

 

イクシオンは魚と人の中間といった半魚人の姿で、見た目は完全にモンスターなのだけれど、驚くほど知能が高く、同族たちと完全な社会生活を営んでいる。

私は、彼らが住んでいるエイシスケイブを通ってその先のタルタロッサパレスまでよく狩りに出かける。タルタロッサの羽根は矢の材料になるので、持って帰って木工職人さんに卸すためなのだけれど、イクシオンはタルタロッサに食料として狩られるという被害を受けていて、タルタロッサを倒すと友好的になってくれる。

たくさんのタルタロッサを狩って、たくさんの羽根を手に入れてきた私は、イクシオン達とはお友達だ。通り道なので、ときどきエイシスケイブを歩きながらそこに居るイクシオンと話をすることもある。 彼らは、私をこう呼ぶ。「生っ白い人」と。

つまり、私は「生っ白い」人。 私をそう呼ぶイクシオンは、自分のことを「生っ白くない」人だと思っているのではないだろうかという気がする。

イクシオンは、亜人なのだろうか。 「人」の定義をどう考えるかということになるのだろうけど、半魚人の姿をしているものは人ではないという思い込みをはずせば、イクシオンも姿の違う「人」だということになるのかなと私は思う。

私は、彼らイクシオンを、「人」として扱っている。 姿は違うけど、仲間たちと社会生活を営んでいて私と会話することもできる。 それはもう「人」ではないのかなと、私は思う。

 

イクシオンは、エイシスケイブから出てきてミーリム海岸も徘徊している。 またビスクの街やイプス峡谷にも出没する。

そして、イクシオンの生息地は、もう1つある。 モラ族の長老イーノスの許可が無いと入れない、ダイアロスの水源地スローリム平原。そのスローリムの奥にあるカドゥス洞窟の中にも、彼らは生息している。

エイシスケイブに住んでいるイクシオン達は私と会話してくれるのだけど、このカドゥス洞窟に居るイクシオン達は私を見ると襲ってくるだけで話しかけても返事はしてくれない。

カドゥスのイクシオン達が原種で、エイシスケイブに来て私たちと会話する知能を身に着けたのか、エイシスケイブのイクシオン達がカドゥスに行って私たちと会話する能力を失ったのかはわからない。

水中を自由に移動できる彼らなら、水脈伝いにカドゥス洞窟に行ったとしても、水脈伝いにカドゥスからエイシスにやってきたとしても不思議ではない。 あなたたちは元々どこに住んでいたのかと尋ねても、エイシスのイクシオン達は答えてくれないから私にはどちらなのかはわからない。

ただ、1つヒントになりそうなことはある。 特別な時の記憶を携えてエイシスケイブアルターを使うと行くことのできる、128年前のエイシス。グラフヴェルズと呼ばれている悲運の水の精の物語の舞台。 そこには、イクシオン達は居ない。

つまり、128年前のエイシスケイブには、イクシオン達はまだ住んでいなかった。 となると、イクシオン達は、128年前から現在までの間に、カドゥス洞窟からエイシスケイブに移り住んできたということになるのだろうか。

グラフヴェルズには、私も何度か狩りをしに行ったことがある。 128年前のエイシスケイブには、蜘蛛と蛇と蛇の周りを守る精霊と悲運の水の精と、そしてイーノスが居た。

どういうわけか、128年前のエイシスケイブに居た、モラ族の長老イーノス。 イーノスは、そこで何かをしているようだった。

何をしているのかはわからなかったけれど、その後128年の間に、私たちと会話する能力を持った亜人がその地に住むようになっているのは、イーノスがあの地に居たのと無関係でない気もする。

イクシオンも、モラ族となにか関わりのある種族なのだろうか。

 

空を飛ぶタルタロッサに対抗するために、今、エイシスケイブのイクシオン達は魔法を使えるように訓練をしている。「魔法が使えれば空を飛ぶタルタロッサにも対抗できる」とイクシオンの魔法使いは言っていた。

私は、「がんばってね」とそのイクシオンに言って、今日もタルタロッサを狩りに出かけた。 どちらが良いということも悪いということもない自然の摂理なのだろうけれど、「人」だと思っているイクシオンが狩られて食べられるのはしのびない。

私が羽根を得るためにタルタロッサを狩るのと、タルタロッサが食べていくためにイクシオンを狩るのは、もちろん同じことなのだけれど。

エイシスケイブを抜けて、私は闇から魔物を呼び出した。 イクシオン達のためではなく、自分のためにタルタロッサを狩るために。