2.エリア境界の分類 今回の標高調査でエリア境界を調査した結果、今のところエリア境界は以下の3つに分類できると考えます。
A.完全連続境界 エリア移動の前後で周囲の地形が同一であるとみなす事ができ、かつ座標も連続に変化しているとみなせるとき、完全連続境界とよぶことにします。 完全連続境界で接する2つのエリアでは、同一エリア内と同じように高度差を求めることができるはずです。 例)レクスールヒルズ-ガルム回廊境界 レクスールヒルズとガルム回廊の間には、東西二つの境界がありますが、どちらも完全連続境界とみなすことができます。
B.不完全連続境界 エリア移動の前後で周囲の地形が同一であるとみなせるものの、座標が大きく断続的に変化するとき、この境界を不完全連続境界とよぶことにします。 不完全連続境界で接する2つのエリアでは、一方のエリアの座標をもう一方のエリアの座標に変換することができるでしょう。 それぞれのエリアの境界ぎりぎりで測量を行い、得られた座標がほぼ同一地点の座標とみなして計算すればよいと考えます。 もちろん完全に同じ地点でない限り、計算結果には誤差が含まれるはずですが、誤差の大きさは私たちの一歩の幅より小さいと考えられるでしょう。 例)ビスク港-レクスールヒルズ境界 この境界のY座標をビスク港側で測量するとおよそ0。レクスールヒルズ側で測量するとおよそ-100になります。
C.不連続境界 エリア移動の前後で周囲の地形が同一であるとみなせない場合、この境界を不連続境界とよぶことにします。 不連続境界の場合、エリア間の標高差ははっきりとわかりません。ほとんど標高差がないかもしれないし、大きな標高差があるかもしれません。 例)ビスク港-ビスク東境界 この境界はビスクの街中、建物の内部が境界になっており、建物の内装が両エリアで似ているため、一見すると連続境界のようにも見えます。しかし、通路の延長方向が両エリアで異なっているため、連続してはいません。