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エルアン文明研究会

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Page065 信じる神:二つの予言

[カザヒシのメモ帳]

スー・ミンタンの水辺。モラ族の長老である、イーノス様が住んでいる場所。 モラ族の言葉で、「スー」は小さい、「ミンタン」は安眠を意味し、平和を願って名付けられたという。 最初に島に流れ着いた時、ヌブールの村に何度か足を運んだ時には会ったけど、 特に用もないのに会いに行くのは躊躇していたため、イーノス様に会うのも久しぶりだ。 ちょっと申し訳ないが、もう一度しっかり話を聞かせて欲しいと言っても、 イーノス様は嫌な顔一つせず、穏やかに語ってくれた。

「モラ族には、古くから伝わる予言がある…

 【欲望にかられた種族が ノア・ストーン を奪い  それを中心として、血塗られた時代が来るだろう…】

 何としても予言の成就を阻止したかったのだが…  エルガディン軍に奪われてしまった ノア・ストーンは、次はビスク軍の手に落ちてしまった…

 第2の予言である ダイアロス島の全面戦争 も何とか阻止しようと頑張ったのだが……

 イーゴ(Igo) のせいで、失敗に終わった。」

モラ族に伝わる二つの予言、ノア・ストーンが奪われ、血塗られた時代が来る。 ノア・ストーンはかつてエルガディンに奪われ、さらにそこからビスクに奪われている状況だ。 一つ目の予言はもう成っている。

つまりこのままいけば、【血塗られた時代】とやらが来てしまう。 今より十年後、War Ageと呼ばれている時代は、人と人が争う戦乱の世。 その時代を避けようとはしたものの、このままでは戦乱の世が来てしまう。

それを阻止するため、新たな希望となる私たちのような旅人達を助けている。 この島の未来を変え、歴史を動かして欲しいという願いがあるからなのだ。

ダイアロス最古の種族である、モラ族の長老としてだけではなく、 その血塗られた時代が来る元凶となるのが、かつて自分達の仲間であったイーゴ様。 だからこそ、イーノス様は未来を変えることを強く望んでいるという話を聞いたことがある。

「わしが語れるのは、奴の思い出のみじゃ…

 明るくて、非常に真面目な青年じゃった…

 我らは、エルガディン、ビスクと2度も侵略を受けた。  力を持たない我らは、抵抗する術を持たなかった…

 住み慣れた土地を奪われ、部族の誇りすら略奪された…

 我らは、友の死を、家族の死を、嘆いた。  だが、哀しむばかりで…  奪われたものを取り返す事は、できなかった。

 無力なモラ族に絶望した奴は、強大な力を欲した。  揺るぎない権力を望んだ!

 モラの宝だった ノア・ストーン を奪い返し  全ての生物に報復する、悪になろうとしておる…。」

かつての仲間が原因となり、人と人が争う戦乱の世が来てしまう。 それを知っていて尚、止めることが出来なかったとしたら……。 イーノス様が、どれだけ強い思いを持って旅人達を助けているのか、少しだけわかる気がする。